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ブートマネージャ

今でいう「ブートマネージャ」は私が発明しました。その時は「ブートマネージャ」ではなく「XDISK」といいました。じつは趣味で作りました。仕事ではありません。なんで作ったかというと、OS/2というOSを開発するときに、ちょっと問題があったからです。毎日新しいバージョンをビルドするのですが、テストをするときにあるバグがどのバージョンで発生したかを調べたいのです。しかし、そのころPCは非常に高価なので、台数が限られていました。ですので、古いバージョンを試すためにはまた古いバージョンを導入する必要がありました。これが、フロッピーディスクを10枚も20枚も使って導入するので、あまりにも大変でした。そこで、一つのハードディスクにOSを15個まで同時に導入する目的で作ったのです。正確に言うと、DOSやOS/2を15個とUNIXをひとつ導入し、コモンのD:ドライブにテストケースを入れられるようにしました。WindowsはDOSのフロントエンドだったのでDOSに含めます。

現在よくある(LinuxやWindowsやMAC)に使用されているブートマネージャとの違いはOSの導入されているドライブは同じC:ドライブとして見え、D:ドライブは共通にアクセスできるという点です。テストケースは全く変更せずどのバージョンのOSでもテストできるんです!立ち上げたOSから他のOSは全く見えないようになっていました。BIOSのレベルでOSをだましていました。

しかし、目的とは違って、I社のみなさんはOS/2とWindowsを両方導入するのに使用していました。特許を取るのを忘れたので損をしてしまいました。特許のことに気づいた時には営業の人たちがお客様のところで使ってしまっていたということです。ただ、このおかげで私は会社の中でちょっと有名になりました。台湾に出張に行った時にはみなさんが私の名前を知っていました~。

しかし、今はLinuxもWindowsもMacもブートマネージャを持ってますね。アイディアとしては私の真似ではないですか。少しはお礼を言ってもらいたいものです。まあ、いいですけど・・・ちなみに、その後OS/2にもブートマネージャが搭載されました。これは、アメリカの本社のひとたちが「ソースコードを欲しい」と言ったので私のマネージャが彼らに送ったのがもとになっていると思われます。ただ、仕様はLinuxやWindowsやMacのものとほぼ同じとなっています。

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